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ヴォイストレーナーのタケです!
一つ前の記事は抽象的なボイトレの概念?考え方?について書きましたが、今回は具体的なボイトレの中身について触れようかなと思います。
僕が行うボイトレにおいて、『声』に関しての三つの大切な要素があります!
①呼吸②声帯③響きの三つです!
①呼吸
声においてのエネルギー源になります!まっっっっっったく息を吐かない状態で声を出そうとしてみると、声は出ないですよね!息を吐かない=エネルギーゼロの状態です。(声ではなく、ベロを弾いたりする音は生み出せますがそれはまた別)
自然体を意識した上でそれぞれのキャパに合わせた呼吸ができるといいですね!
②声帯
喉頭(喉仏)の奥には2枚のヒダが存在し、呼気によってヒダが合わさり振動することによって声の源(音源)になります!この振動数によって音の高さが変わったりします。地声や裏声を決めるのもここです。(裏声だけど地声っぽく聴こえるなんていうのは③も関係してきます。)
声帯とは書いていますが、声帯自体を鍛えるのではなく、声帯周りの筋肉を鍛えることにより、より質の高い声へと変わっていきます。(骨格や声帯の大きさは変えられないので、出来る事とそうではない事が分かれてしまうことはあります...。)
③響き
①と②によってつくられた音はシグナルのようなビーっとした音で、声にはまだなっていません。口や喉などの空間を狭めたり広げることでようやく言葉になっていきます!声を出すことにおいて、どれくらい・どこを広げるか狭めるかを細かく変えることで私たちは音色をつくっています!
さて本題ですが、この①②③それぞれを辺だと考え、まずは正三角形を作る(①②③のバランスを整える)ことによって発声的な問題にとらわれずに歌える状態を目指していこう!というのが私のやっているボイストレーニングの内容になります!
もちろんこの①②③のバランスに偏りがあることが悪いことではありません。ですが、自分の求める声が出せない時にこれを理解しておくと、声の改善にすごく役に立つので皆さんにも知っていていただけたらな、なんて思います!!
でもこのバランスを認識して、それぞれ適切にアプローチするのって結構難しいんです。なので、ボイトレを受けられる人は、ぜひプロのヴォイストレーナーさんに自分の声を聞いてもらって調節してもらってください!!!(認識や改善方法、トレーニング量を間違うと逆効果になったりもします)
長くなってしまいましたが、皆様の音楽ライフの役に立てたら幸いです😊
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